私たちは、日常生活において様々なストレスを受けながら暮らしています。その蓄積が体の変調・健康を害する要因になっていることはご承知のとおりです。私たちが日々受けているストレスは、大別すると内的ストレスと外的ストレスの２つに分けられます。

内的ストレスは、体の内側、つまり内臓系（特に胃腸などの消化器系）が受けているストレスです。私たちは毎日、食事を通してエネルギー源を摂っています。胃腸は一日も休むことなく常に酷使された状態で働かされています。したがって、内臓にも疲れが溜まり、いつも元気な状態ではいられなくなっています。

ここから、腸と脳が繋がっているという事と自律神経についてのお話をします。私たちは、交感神経と副交感神経の２つのバランスで体の様々な機能を保っています。しかし、ストレス等にさらされどちらかが優位になりバランスを崩してしまうと、様々な不調をきたします。

　脳がストレスを感じる事が多くなると、交感神経が優位になるべきタイミングでもその働きが弱くなってしまいます。特に腸は、副交感神経が優位な時に消化吸収が活発になるので、交感神経優位の状態が長く続くと腸の不調（便秘か下痢）が起こってきます。そして、腸内環境が悪化します。このように、腸と脳が互いに機能に影響を及ぼし合う関係は「腸脳相関」と呼ばれます。腸には様々な神経や血管が通っており、「第2の脳」とも言われいます。

　食をいったんリセットすることは、腸と脳を同時に蘇らせるため自律神経も整い、人間が本来持っている健康な機能を取り戻します。 様々な体の不調の改善につながる絶好のチャンスなのです！